日本全国のお茶の種類・産地特有のお茶の特徴をご紹介【京都茶匠きよ泉】


宇治茶(京都府)…日本3大茶の1つで「高級茶」として名高い宇治茶。緑茶発祥の地・宇治田原町も宇治茶の産地です。上品な香りと甘みがあることからリラックスしたいときや、贈り物・おもてなしに重宝されます。また、玉露や抹茶といった覆い茶の生産量は全国1位です。新茶の時期は4月末ごろ。



静岡茶(静岡県)…日本3大茶の1つで「日本一のお茶どころ」で有名な静岡茶。荒茶生産量は全国第1位です。
静岡のお茶の特徴として、県内の産地ごとにそれぞれのブランドが確立されており、大きく分けて川根茶、掛川茶、天竜茶、本山茶がございます。新茶の時期は4月末ごろ。



狭山茶(埼玉県)…日本3大茶の1つで、お茶の栽培が産業として成り立つ「北限のひとつに位置する」寒冷地のお茶です。
厳しい冬を越えるために、チャの木を品質改良し、葉肉が厚く甘く濃厚、コクのある味が特徴です。
狭山茶ならではの仕上げ工程の「狭山火入れ」を行うことで、貯蔵性を高めると同時に味や香りが強いことでも有名です。新茶の時期は5月上旬ごろ。



八女茶(福岡県)福岡県の八女市とその周辺で生産されるブランド茶。星野村や黒木町などで生産されている玉露は全国第1位の生産量を誇ります。栽培方法として、化学繊維ではなく稲わらで新芽を覆うため渋み成分の1つであるカテキンが少なく、甘みが強いお茶が仕上がります。新茶の時期は4月上旬から中ごろ。



伊勢茶(三重県)岡県鹿児島県に次ぐ全国第3位のシェアを持つブランド茶。中でもかぶせ茶は全国2位のシェアをしめております。近年需要が高まっている加工用原料茶(アイスクリームに使用)は全国シェア第1位です。二番茶までしか摘採しないことかた葉肉が厚く煎茶のさっぱりした味や、かぶせ茶のまろやかな美味しさが特徴です。新茶の時期は4月下旬から5月中ごろ。



鹿児島茶(鹿児島県)南九州市や志布志市、霧島市など、県内全域に茶産地を有し、荒茶の生産量は静岡県に次いで全国第2位を誇るブランド茶。
温暖な気候で栽培される鹿児島茶は、さわやかな香りとコクのある味が特徴です。
新茶の時期は4月上旬から出荷が始まり、日本一早い新茶である「走り新茶」として有名です。



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